ミシン刺しゅう 0からの始め方|知識ゼロでも分かる完全ガイド

「自分で書いたデザインを刺しゅうにしてみたい」「うちの子グッズを作って販売してみたい」「ハンドメイド作品に名入れ刺しゅうを取り入れたい」──そんな思いからミシン刺しゅうに興味を持ってくださった方、ネットで検索しても情報がバラバラで、結局何から始めればいいのか分からない…そんな壁にぶつかっていませんか?

こんにちは、ななおかです。私自身も全くの知識ゼロからミシン刺しゅうを始めた一人。今回は、その経験をもとに「ミシン刺しゅうを始めるために必要なもの」を、失敗談から逆算して丁寧にお伝えしていきます。

この記事を最後まで読んでいただければ、「何から始めればいいか分からない」という状態から、確実に1歩前に踏み出せるはずです。

目次

動画でも詳しく解説しています

動画でも、ミシンの実物を映しながら詳しく紹介しています。記事と一緒にどうぞ。

結論:ミシン刺しゅうを始めるために必要なものは3つだけ

ミシン刺しゅうに必要なものは、シンプルにこの3つだけ
  1. あなたに合った刺しゅうミシン
  2. オリジナリティを生み出す 刺しゅうデータ制作ソフト
  3. 仕上がりを決める 消耗資材

趣味の範囲なのか、本格的に活動していきたいのかで選ぶものは変わってきますが、基本的にはこの3つが揃えばスタートできます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

①あなたに合った刺しゅうミシンを選ぶ

刺しゅうミシンは大きく分けて3タイプあります。「いきなり高いミシンを買う必要はない」という前提で、それぞれの特徴と価格帯を見ていきますね。

タイプ① 家庭用 刺しゅう機能付きミシン

最初の1台におすすめ。縫いも刺しゅうもできる万能型

ブラザーやジャノメなどから出ている、縫いも刺しゅうもできる万能タイプ。一針(ひとはり)なので、色を変えるたびに糸替えが必要ですが、内蔵データやキャラクターの刺しゅうデータが入っているものもあって、趣味として刺しゅうを楽しみやすいのが特徴です。

刺しゅうできる大きさによって価格帯が大きく変わります
  • 価格の目安:おおよそ 25万〜40万円(取扱店・機種により変動)
  • メリット:価格が比較的抑えられ、汎用性が高い/低コストから始められる
  • デメリット:刺しゅうできるサイズに制限あり/糸替えの手間がかかり量産しにくい/バッグや袖口など完成品への刺しゅうはできない

私自身も最初はブラザーの「イノビス」という機種を持っていました。糸替えの手間はありますが、仕上がりはとても綺麗で、縫製もできるので使いやすい1台。趣味でどんどん刺しゅうしたい・ものづくりが好きという方には、ぴったりのタイプです。

タイプ② 小型 刺しゅう機(PP1・Stitchなど)

最近話題のPP1やStitchがこのタイプ

家庭用との違いは、縫製機能はなく、刺しゅうに特化しているところ。コンパクトで設置や持ち運びが手軽なので、イベント出店にも向いています。

  • 価格の目安10万円前後(メーカー差は少なめ)
  • メリット:手軽に始められる/コンパクトでイベント出店にも持ち込める/すでに完成しているバッグや洋服への刺しゅうが可能
枠が小さく、10cm以内のものに刺しゅう範囲が限られます
  • デメリット:枠が小さく、10cm以内のものにしか刺しゅうできない/パワーが弱めでフォトステッチなど糸を重ねる刺しゅうには不向き/USB転送ができず、専用アプリ「アートスピラ」をBluetoothで接続して転送する必要あり(慣れれば問題なし)
「まずは少しだけでも刺しゅうに慣れておきたい」という方に

もちろん、刺しゅうPro等で作った自作データもアートスピラ経由で転送可能。私も実際に使っていますが、仕上がりはとても綺麗です。本格的に始める前に少し刺しゅうに触れてみたい方、イベントでお名前刺しゅうを入れたい方におすすめのタイプ。

タイプ③ 業務用 刺しゅうミシン

本格的に活動していく方の相棒になるのが業務用ミシン

本格的に活動していきたい方、すでに販路を持っていて刺しゅうを取り入れたい方にぴったりなのが、業務用ミシン。私の相棒はブラザーのPR1055(現行は1060)です。私の講座生さんも、ブラザーや田島・ジャノメなどの多針ミシンを使っている方が多い印象。

  • 価格の目安:針の本数によって変動。170万〜300万円ほどを想定

業務用には針の数が少ないモデルもありますが、本格的に取り組むのであれば、私はできるだけ針の数が多いミシンをおすすめしています。ミシン本体に加えて、刺しゅう枠や作業台の購入も必須なので忘れずに。

導入すれば圧倒的に効率が上がります
  • メリット:糸を複数本セットできるため糸替え不要/縫い合わせ機能で仕上がりに安定性/帽子や靴など特殊なものへの刺しゅうも可能/パワーがあるのでフォトステッチにも向いている
  • デメリット:本体価格が高額/機械が大きいため作業スペースの確保が必要/音もそれなりにあるためアパート・マンションでは厳しめ

高額なミシンには「補助金」という選択肢も

「あなたが対象になるケースは多いです」

ミシンは決して安い投資ではありません。もし、これから刺しゅうを事業として考えているのであれば、市町村や国の補助金・助成金はぜひ確認してみてください。

私自身も「創業支援」「事業拡大」という2つの制度を活用して、業務用刺しゅうミシンと刺しゅうソフトを購入しました。趣味の延長であっても、今後事業として発展させていきたい意思があれば、対象になるケースは多いです。

ただし、補助金はタイミングが大切。「開業届を出す前」などの条件がついていることがほとんどなので、必ずお住まいの商工会議所に一度問い合わせてみてください。「現在申請できる補助金や助成金はありますか?」と電話で尋ねるだけでOK。私は実際に100万円以上の補助金を活用できました。

②刺しゅうデータ制作ソフトを選ぶ

オリジナルデザインで刺しゅうを作りたいなら必須

オリジナルのデザインで刺しゅうを作りたいなら、刺しゅうデータ制作ソフトが必須になります。私が普段使っているのはブラザーの刺しゅうPro11

  • 刺しゅうデータ制作ソフトの中でも圧倒的にコストが安い
  • ブラザーミシンとの連携がスムーズ
  • 機能は慣れるまで少し時間が必要だが、使いこなせれば自在にデータが作れる

このほかにも、ブラザーから今年発売されたBエンブロイダリースタジオ(ビジネス向け)、ジャノメのアーティスティック・デジタイザーウィルコムの刺しゅうデータ制作ソフトなど、ラインナップは豊富。価格帯は15万円〜100万円超と幅広いです。私は価格が手頃でビジネスにも応用できるPro11をおすすめしています。

「絵心がないと無理?」よくある質問

「絵心がないと無理ですか?」よく聞かれる質問

結論から言います。絵心やセンスはなくて大丈夫。もちろんイラストが描けるに越したことはないですが、Canvaでデザインしたり、AIを活用したり、イラストをオーダーしたりと方法はいくらでもあります。

そして大事なポイント。刺しゅうソフトでイラストをトレースしていくときに必要なのは、センスではなく「知識」と「技術」です。「どこから縫うか」「どの方向に糸を走らせるか」「糸密度はどうするか」──これらは順番に学んでいけば、誰でも身につけられます。

③仕上がりを決める消耗資材

針・糸・安定紙など、仕上がりを左右する消耗資材

3つ目は意外と見落とされがちな消耗資材。具体的には針・糸・安定紙などがこれにあたります。糸ひとつとっても、熱に強いレーヨン糸か、擦れに強いポリエステル糸かなど、資材選びにも知識が必要です。

安定紙も生地によって厚みを変える必要がありますし、タオルやニット生地には表面に水溶性シート(フィルムのようなもの)を置くことで、仕上がりが格段にアップします。

「何に刺しゅうしたいのか」「どんな仕上がりにしたいのか」──資材ひとつひとつにこだわりを持って選ぶことで、あなただけの刺しゅうが完成し、その価値も上がっていきます。

おさらい:必要なものはこの3つだけ

あなたの目的に合ったミシン選びから始めましょう
  1. あなたに合った刺しゅうミシン(家庭用 / 小型 / 業務用 から目的に合わせて)
  2. オリジナリティを生み出す刺しゅうデータ制作ソフト(最初は刺しゅうPro11がおすすめ)
  3. 仕上がりを決める消耗資材(針・糸・安定紙)

「最初の一歩が怖い」──そう感じているなら安心してください。今日ここまで読んでくださったあなたは、もう情報不足で迷う段階は抜けています。

ミシン選びで迷っているあなたへ

「どのミシンがいいか迷っている」「どんな安定紙を使えばいいの?」「そもそも私のやりたいことはできる?」──そんなお悩みを持って立ち止まっている方のために、刺しゅう塾の公式LINEでは、刺しゅうプロを最短でマスターするためのヒントや、無料の個別相談をご用意しています。

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これからもミシン刺しゅうのスキルが身につく動画や記事を発信していきますので、遠回りしたくない方はぜひLINEに登録しておいてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

元幼稚園教諭で、2児のママ。「初心者でも、自分の作りたい刺しゅうデータを自由に作れるように」をテーマに、刺しゅうソフトの使い方をやさしく発信しています。手が止まりがちな方、PCが苦手な方の最初の一歩になれたら嬉しいです。

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